お風呂の追い焚きができない|9割は循環フィルター。公式の確認手順
- 第一容疑者は浴槽の循環アダプター(フィルター)の詰まり。掃除で直るケースが多い
- 水位が循環アダプターより上にないと追い焚きできない
- ゆるやか浴・エコ設定・追い焚き上限(自動設定+3℃)という「仕様」の場合もある
1. 循環フィルターを掃除する(公式の第一手順)
追い焚きは、浴槽の循環アダプター(金具)からお湯を吸い込み、温めて戻す仕組みです。ノーリツは「浴槽の循環アダプターのフィルターが詰まると『追いだきができない』もしくは『お湯が適温にならない』おそれがあります」とし、掃除を第一の対処としています(ノーリツ公式FAQ)。東京ガスも「循環口フィルターつまりが考えられますので、清掃をお願いします」と同じ案内です(東京ガス)。
リンナイの公式FAQによると、フィルタは手で外せます。フィルタガイドの小さな穴も掃除し、掃除後は元通りに取り付けてから使用してください。外したまま使うと機器の故障の原因になります(リンナイ公式FAQ)。
2. 水位を確認する
浴槽のお湯(水)が循環アダプターより上にないと、お湯を吸い込めず追い焚きできません。東京ガスは追い焚き循環系エラーの確認項目として「浴槽内のお湯(水)が循環フィルターより上であるか」を挙げています(東京ガス)。残り湯を減らしすぎた状態での追い焚きは、そもそも動かない仕様です。
一部の旧タイプ機種では、ポンプに水を送る「呼び水」の操作(循環アダプターの上端まで水を入れる)が必要な場合もあります(ノーリツ 呼び水のご案内)。
3. 「ぬるい」だけなら設定の仕様かも
故障を疑う前に、次の設定を確認してください(ノーリツ公式FAQより)。
- ゆるやか浴: 設定中はふろ設定温度より少し低い温度でお湯はり・保温します
- エコスイッチON: 表示はそのままで約1℃低い温度で保温します
- 追い焚きの上限: 最近の機種は「ふろ自動の設定温度+3℃」が追い焚きの上限という仕様があります(42℃設定なら最高45℃。追い焚きの最高温度は48℃まで。ノーリツ公式FAQ)
- ふろ温度の上限設定: 上限を設定していると、それ以上に温度を上げられません(リンナイ)
「給湯器を新しくしたら追い焚きがぬるくなった」という相談は、この上限仕様と、古い循環アダプターを使い回していることが原因のケースがあるとノーリツが説明しています。
4. 直らなければ修理へ
フィルター掃除・水位・設定を確認しても改善しない場合は、循環ポンプや温度センサーなど機器側の不具合で、修理が必要です(ノーリツ公式FAQも「循環フィルターをお手入れ頂いても改善しない場合は、修理が必要です」と明記)。
長年使った機器では、追い焚き配管内部の汚れが原因のこともあります(配管クリーニングという有料メニューがあるほど定番です)。使用10年前後で追い焚き以外にも不調(温度が不安定・エラー頻発)が出ているなら、修理費と交換費を並べて判断してください(修理と交換どっちが得か)。エラーコードが表示されている場合は、コード別の記事(111・121など)で意味を先に確認すると話が早くなります。