給湯器のエラー920・930はエコジョーズの中和器寿命|放置すればお湯が止まる
- 920=中和器の寿命「予告」。まだ使えるが猶予は1〜2ヶ月
- 930(931)=中和器の寿命で「機器停止」。お湯が出なくなる
- 使用10年前後なら、中和器交換(1.3万〜5.5万円)より本体交換が合理的な場合も
結論:920のうちに動けば止まらずに済む
エラー920・930は、高効率給湯器エコジョーズ特有のエラーです。エコジョーズは排気熱を再利用する際に酸性のドレン水が発生し、それを中和する「中和器」という部品を内蔵しています。この中和剤が寿命を迎えたことを知らせるのが920/930です。
- 920: 「中和剤寿命予告」。リンナイは「しばらく(1〜2ヶ月)ご使用はできますが、早めの部品交換(中和器)をお勧めします」とし、「次に『930』エラーが出てしまうと給湯器の使用ができなくなります」と明記しています(リンナイ公式FAQ)
- 930(機種により931): 「中和剤寿命のため機器停止」。お湯が出ない状態で、中和器交換が必要です(リンナイ公式FAQ)
ノーリツも同じ構造で、「エラー表示【920】はしばらくすると【930】に表示が変わり、給湯器がつかえなくなります(お湯がでなくなります)」としています(ノーリツ公式FAQ)。
ユーザーにできる対処はありません(中和剤の補充・リセットで直る類のものではありません)。920が出たら、止まる前に修理を予約する——それがこのエラーの正解です。
中和器交換の費用
公式FAQの記載です(税込・取得日 2026-07-30)。
| メーカー | 内容 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| リンナイ | 中和器交換(920/930) | 12,600〜34,500円(931の表示では12,600〜18,900円) |
| ノーリツ | 中和器交換の目安(920・ガス給湯器) | 17,000〜48,500円程度 |
| ノーリツ | エラー930の修理参考料金(中和器・電装基板) | 18,000〜55,000円程度 |
ノーリツの料金は出張費上限3,300円+故障診断料込みです。
10年前後なら本体交換も並べて考える
中和器の寿命は使用量に依存しますが、920が出るのは多くの場合、設置から年数が経ってからです。ノーリツはこのFAQでも「製品を10年以上ご使用の場合は、取り替えをおすすめ」としており、10年超では部品供給が終了している場合もあります。
- 使用10年未満 → 中和器交換で数年は延命できる可能性が高く、修理が第一候補です
- 使用10年前後〜超 → 3〜5万円の中和器交換をしても、熱交換器・基板など他部品の寿命が続きます。エコジョーズふろ給湯器の交換総額は17〜19万円前後が実例レンジなので(給湯器交換の費用相場)、修理見積もりと並べて判断してください(考え方は修理と交換どっちが得か)
なお、920/930は「エコジョーズを使っている証拠」でもあります。交換する場合も、ガス代の安さを考えれば従来型に戻すよりエコジョーズ後継機が基本線になります(従来型との価格差は約2万円。費用相場の記事参照)。