シロアリ駆除の費用相場|1㎡あたり1,320〜3,190円。面積の数え方と保証で比べる
- 公表単価の実例:1,320円/㎡(一律型)〜1,924〜3,190円/㎡(東京都の相場レンジ)
- 被害がない家の予防施工は、駆除と同じ1,320円/㎡の業者と、築15年以下向けに1階75㎡まで110,000円〜の定額プランが公表されている
- 見積もり面積は通常「1階の床面積」基準。イエシロアリは2階も加わる場合がある
- 補助金はないが、駆除費用は確定申告の雑損控除の対象(協会公式)
結論:公表されている料金データ
業者が公式サイトで公表している料金(値段)です(税込・取得日 2026-07-30、2026-09-20に各公式ページで同じ金額であることを再確認)。
| 業者・内容 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| シロアリ110番 | 1,320円/㎡ | 66㎡以下は一律88,000円。見積もり後の追加料金なしを明記 |
| アサンテ掲載の東京都相場 | 1,924〜3,190円/㎡ | 20坪で12万〜21万円程度と記載 |
| アサンテ エコ割安心プラン(予防) | 1,467円/㎡ | 築15年以下限定・5年保証・期間中2回点検 |
| サニックス | 単価非公開(要見積もり) | 5年間・上限1000万円の保証、年1回無料点検 |
一般的な一戸建て・一軒家(1階床面積20坪≒66㎡)なら、ざっくり9万〜21万円が公表データから導けるレンジです。単価が安い業者と相場レンジの業者では2倍近い差がありますが、薬剤・施工範囲・保証・点検の中身が違うため、単価だけでの比較は危険です。
同じ単価(1,320〜3,190円/㎡)を床面積に掛けると、坪数別のざっくりレンジは次のようになります(1坪≒3.3㎡で概算)。
| 1階床面積の目安 | ざっくりの総額レンジ |
|---|---|
| 20坪(≒66㎡) | 9万〜21万円 |
| 30坪(≒99㎡) | 13万〜32万円 |
| 40坪(≒132㎡) | 17万〜42万円 |
いずれも単価×面積の概算であり、実際の見積もり面積は業者の実測基準(次項)で決まります。
予防施工だけならいくら?公表価格と20坪・30坪・40坪の計算例
上の表は被害が出ている家の「駆除」の単価です。被害がまだなく、薬剤の効果が切れる前に「予防」だけを頼む場合の公表価格は、公式ページで確認できる範囲で2種類あります(税込・2026-09-29に各公式ページで確認)。
| 業者・プラン | 予防の料金 | 条件・範囲 |
|---|---|---|
| シロアリ110番 | 1,320円/㎡(駆除と同じ単価。66㎡以下は一律88,000円) | 「駆除や予防施工にかかるすべての費用を含む」と明記。対応エリア・加盟店により記載価格で対応できない場合あり |
| アサンテ エコ割安心プラン(予防専用) | 1階床面積30㎡まで60,500円〜/45㎡まで77,000円〜/60㎡まで93,500円〜/75㎡まで110,000円〜/90㎡まで126,500円〜。90㎡超は15㎡ごとに16,500円加算 | 築15年以下・シロアリ被害なし・ユニットバス・床下防湿コンクリート・増改築なしの5条件をすべて満たす家のみ。施工範囲は1階の床下と玄関・勝手口。5年保証、3年目と5年目に定期点検(受けないと保証を継続できない場合あり)。床下診断・見積もりは無料、状況により追加料金あり |
これを1階床面積に当てはめると、坪数別の目安は次のとおりです(1坪≒3.3㎡で概算。アサンテは面積区分の定額を当てはめた計算例で、実際の金額は床下診断後の見積もりで決まります)。
| 1階床面積の目安 | シロアリ110番(1,320円/㎡) | アサンテ エコ割安心プラン |
|---|---|---|
| 20坪(≒66㎡) | 88,000円(66㎡以下の一律料金) | 110,000円〜(75㎡までの区分) |
| 30坪(≒99㎡) | 約13.1万円 | 143,000円〜(90㎡まで126,500円+15㎡加算1回) |
| 40坪(≒132㎡) | 約17.4万円 | 176,000円〜(90㎡まで126,500円+15㎡加算3回) |
読み方は3つです。
- 予防は駆除の相場レンジ(1,924〜3,190円/㎡)より下に収まりやすい。アサンテは低価格の理由を「予防処理のため薬剤の量も少なくすむ」と説明しており、被害部分の処理が要らないぶん作業も薬剤も少ないためです。ただしシロアリ110番のように駆除と予防を同じ単価にしている業者もあるので、「予防だから半額」のような思い込みは禁物です
- 面積区分の定額プランは、区分の境目で総額が変わる。上の計算例でも、20坪(66㎡)は75㎡までの区分がそのまま当たる一方、30坪(99㎡)は90㎡の区分を9㎡だけ超えるので加算が1回入ります。1階床面積が区分の境目に近い家は、実測でどちらに入るかを見積もりの時点で確認してください
- 5年ごとの再施工が前提なので、1回の総額だけでなく、保証年数と点検回数(エコ割は5年保証・2回点検、シロアリ110番は薬剤の効果を「保証期間である5年間は持続」と案内)を同じ土俵に並べて比べる材料になります。予防の工法と「5年ごと」の根拠はシロアリ予防の記事にまとめています
見積もりの落とし穴:面積の数え方
「うちは何㎡で計算されるのか」は日本しろあり対策協会が公式に回答しています。「ヤマトシロアリでは通常は1階の床面積を基準としていますが、業者によって多少表現の違いはあります。イエシロアリの場合は2階の床面積も加わる場合があります」(協会Q&A)。
相見積もりを取るときは、単価×面積の「面積」が同じ基準かをそろえて比較してください。ここが違うと単価の比較が無意味になります。
比較すべきは単価より「保証と点検」
シロアリ防除薬剤の効果は約5年が目処です(協会Q&A)。だからこそ、施工後の保証が業者選びの本丸になります。
- 保証年数と上限額: 5年保証が標準線。サニックスは上限1000万円(要件あり)、アサンテのエコ割は5年保証+期間中2回の定期点検を明示
- 保証の中身: 「再発時の再施工」だけか、「建物の損害の補償」まで含むか
- 点検の頻度: 保証期間中の無料点検の有無
また、施工者の資格として協会の「しろあり防除施工士」、業者の所属として協会の登録施工業者名簿が確認材料になります。協会会員を装う業者への注意喚起が出ているほどなので、名簿は自分の目で確認してください(協会)。
補助金はないが、税金は戻る可能性がある
シロアリ駆除に補助金はありませんが、協会は「シロアリ駆除にかかった費用は確定申告で雑損控除できますので所得税の還付を受けることが出来ます」と案内しています(協会Q&A)。駆除(被害への対処)が対象で、領収書の保管が前提です。詳細は税務署・税理士に確認してください。
駆除か予防か迷ったら
羽アリや蟻道など被害のサインが出ているなら駆除+再発予防、サインがなく築5年超なら予防施工が基本線です。サインの見つけ方は羽アリの見分け方、予防の考え方と工法はシロアリ予防の記事にまとめています。