羽アリはシロアリ?クロアリ?3秒でわかる見分け方と飛ぶ時期
- 見るのは3点:触角(数珠状ならシロアリ)・胴(寸胴ならシロアリ)・羽(4枚同サイズならシロアリ)
- ヤマトシロアリは4〜5月の昼間、イエシロアリは6〜7月の夜に群飛する
- 家の中から大量の羽アリ=近くに巣と被害がある可能性。踏みつぶす前に写真を
見分け方:協会公式の3ポイント
羽アリがシロアリか普通のアリ(クロアリ)かは、公益社団法人日本しろあり対策協会が公式に示す3点で見分けられます(協会Q&A)。
| 部位 | シロアリの羽アリ | クロアリの羽アリ |
|---|---|---|
| 触角 | 「真珠のネックレスのように数珠状」 | 「く」の字に曲がる |
| 胴 | くびれがなく寸胴 | 腰が細くくびれる |
| 羽 | 4枚ともほぼ同じ大きさ・形 | 前の羽が後ろの羽より大きい |
つかまえて指でつぶさず、セロハンテープに貼り付けるか写真に撮ると、あとで業者・協会に確認するときの証拠になります。
飛ぶ時期と時間帯でも見当がつく
日本の家屋を加害する主なシロアリは2種で、群飛(羽アリが一斉に飛び立つこと)の時期が異なります(協会Q&A・分布)。
- ヤマトシロアリ: 4〜5月の昼間に群飛(沖縄は2月、東北・北海道は6月頃)。北海道北部を除く日本全土に分布
- イエシロアリ: 6〜7月の夜に群飛し、電灯に飛来。神奈川県以西の温暖な海岸沿い・千葉県の一部・南西諸島などに分布し、加害力が大きい
つまり「4〜5月の昼間、風呂場や玄関から羽アリが湧いた」ならヤマトシロアリ、「初夏の夜、明かりに茶色っぽい羽アリが集まる」ならイエシロアリの疑いが濃くなります。種類を確実に判別したい場合、協会は被害箇所の兵アリの頭部形状(ヤマト=円筒形/イエシロ=卵形で乳白色の液を出す)での判定を最も確実としています(協会Q&A)。
家から出た羽アリは「巣がある」サイン
協会は「羽アリを見かけた場合、その近辺にはシロアリが生息しており、被害も発生している場合があります」と注意喚起しています(協会「羽アリを見たら!!」)。特に家の中(風呂場・洗面所・玄関の木部)から大量に出た場合は、建物内に巣がある可能性が高い状況です。
あわせて確認したいのが協会公式の被害サインです(協会Q&A):基礎・束石・土台の蟻道(土のトンネル)、木材の割れ目の蟻土、柱を叩くと空洞音がする、ふすま・雨戸の建付けが悪くなった、乾いた砂粒状の糞(乾材シロアリ)。
羽アリを見たらやること・やらないこと
- 写真を撮る(種類の判定材料)
- 掃除機で吸うか、殺虫剤は最小限に。大量の殺虫剤を撒くと、巣本体のシロアリが散って被害範囲の特定が難しくなります
- 侵入口をコーキングで塞がない(同上の理由で調査を難しくします)
- 点検を依頼する。協会には都道府県別の登録施工業者名簿(会員名簿)と消費者相談窓口があります。協会会員を装う業者への注意喚起も出ているため、名簿での確認は業者選びの安全弁になります
クロアリの羽アリだった場合、家への加害はシロアリほどではありませんが、「クロアリが多い=餌になる虫がいる」こともあります。シロアリと確定したら、費用感はシロアリ駆除の費用相場、今後の備えはシロアリ予防の記事へ進んでください。