排水口つまりの直し方|キッチン・風呂別の公式手順と予防のコツ
- 公式手順は「ゴム手袋で見える異物を除去 → ラバーカップ → 直らなければ工事店」
- キッチンの詰まりの主犯は油。「拭き取ってから洗う」が一番の予防
- 風呂は月1回の排水トラップ掃除で防げる。部品の戻し忘れは漏水のもと
基本手順:東京都下水道局の案内
トイレ・台所の詰まりについて、東京都下水道局は次の手順を案内しています。「まず排水口の見える場所の異物をゴム手袋をはめて直接取り除いた後、市販のラバーカップを使ってみてください。それでも駄目な場合は、相談窓口やお近くの東京都指定排水設備工事事業者へご相談ください」(東京都下水道局)。
つまり順番は、①見えるゴミ・髪の毛を手で取る → ②ラバーカップ → ③排水設備の工事店、です。パイプの奥(排水管・下水道側)の詰まりは家庭の道具では届かないため、②で直らなければ無理をせず専門業者に切り替えます。
キッチンの排水口:分解掃除のやり方
LIXILはシンクの排水口タイプ別に定期お手入れの手順を公開しています。共通の流れは、ワン(封水筒)やストレーナーを外す → 排水パイプ用洗浄剤(塩素系)を投入 → 所定時間おいて2〜3L程度の水を一気に数回流す、というものです(LIXIL シンクの定期的なお手入れ)。ぬめりの段階でこれをやっておくと、流れが止まりきる前に解消できます。
キッチン詰まりの主犯は油です。 東京都下水道局は、台所から流れた油が下水道管内で固まって詰まりや悪臭の原因になるとして、「鍋や食器についた油汚れは拭き取ってから洗う」「残った油は新聞紙などで吸い取る」「余った油は使い切る」ことを呼びかけています(東京都下水道局 油・断・快適!下水道)。排水口に熱湯と洗剤を流して油を溶かす方法は、管の先で再び固まるだけなので予防としては逆効果です。
風呂の排水口:月1回のトラップ掃除
浴室の排水口は髪の毛と石けんカスが詰まりの中心です。LIXILは月1回、目皿・ヘアキャッチャーを外して排水トラップ内部をスポンジや歯ブラシで掃除する手順を案内しています。注意点として、部品が正しく差し込まれていないと、とびら下や浴槽下に逆流して漏水する恐れがあると明記されています(LIXIL 排水口の定期的なお手入れ)。掃除より「戻し方」が事故ポイントです。
流してはいけないもの
ティッシュペーパー・おしりふき・紙おむつなど「水に溶けにくいもの」は、家庭の排水管と下水道の両方を詰まらせます(東京都下水道局)。トイレの詰まり対処はトイレの詰まりは自然に治る?で別途解説しています。
業者に頼む場合の注意
排水管の奥の詰まり・高圧洗浄が必要なケースは業者の領域ですが、国民生活センターは水回り修理の「950円〜」のような格安広告から数十万円を請求されるトラブルを公式に注意喚起しています(トラブル事例の契約金額は平均20万円前後。国民生活センター)。金額表示をうのみにせず、作業前に見積もりを書面でもらい、納得できない場合はその場で支払わないでください。自治体の指定排水設備工事事業者かどうかも確認材料になります(指定=信用保証ではない点に注意)。